熱中症を予防して元気な夏を!
夏に向けて、熱中症になる人が増えてきます。
熱中症を知って、しっかり予防し、楽しい夏を過ごしましょう!
■このリーフレットでは、熱中症の症状や応急手当を紹介しています。
熱中症対策リーフレット
救急車を呼んで、一刻も早く病院へ行くべき状態や症状についても紹介しています。
当てはまる場合は、ためらわずに119番しましょう。
心臓や腎臓、その他持病をお持ちの方は、夏の過ごし方についてかかりつけの医師に相談し、上手にコントロールしましょう。
熱中症とは?
室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことです。家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、体から熱が逃げにくく熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。
こんな時はためらわずに救急車を呼びましょう
- 自分で水が飲めなかったり、脱力感や倦怠感が強く、動けない場合は、ためらわずに救急車を呼んでください
- 意識がない(おかしい)、全身のけいれんがあるなどの症状を発見された方は、ためらわずに救急車を呼んでください。
熱中症予防のポイント
●部屋の温度をこまめにチェック!(普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
●室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう!
●のどが渇く前に水分補給!
●のどが渇かなくてもこまめに水分補給!
●外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
●無理をせず、適度に休憩を!
●日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを!
熱中症の応急手当
- 涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせる
- エアコンをつける、扇風機・うちわなどで風をあて、体を冷やす
消防庁では、夏期(6月~9月)における熱中症による救急搬送の全国調査を実施しています。
年代別では、高齢者が4割を占めており、また、乳幼児と少年を合わせると1割以上となっています。熱中症による救急搬送者のうち、約4割の方が入院しています。熱中症により、毎年約4万人以上の方が救急搬送されています。また、平成25年には過去4年間の調査のうち、最も多くの方を救急搬送しました。熱中症による救急搬送者増加の要因として、気温や湿度の上昇が関係していることが分かっています。